アプリケーション配信管理システム
AMS Z!Streamは、アプリケーション仮想化技術によりクライアントにインストールするアプリケーションをサーバーから配信しクライアント上の仮想空間でアプリケーションを実行するシステムです。
- アプリケーション利用環境の効率的な管理
新たなアプリケーションを導入する場合や導入済みアプリケーションのバージョンアップ等を行なう場合には、サーバーにアプリケーションを登録するだけで、クライアントごとに作業をする必要がありません。
- ライセンスの適正かつ簡易な管理
サーバー側に搭載したアプリケーションごとの利用権限(利用を許可するユーザーやグループの指定等)を設定できるため、購入したソフトウェアライセンス数に応じた適正な利用が可能となります。また、クライアント側でソフトウェアを持たないため、不正コピーなどのライセンス問題の発生も抑止できます。
- コンカレントライセンスによる効率的な利用
一般的に高額なアプリケーションやクライアントごとにライセンスを購入/インストールすることが困難なアプリケーションを許諾されたコンカレントライセンスの範囲内でいろいろな場所にあるクライアントから利用することが可能になり、より効率的な資源活用が可能です。
Z!Streamの特徴
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- クライアントへのアプリケーションのインストールやアンインストールが不要になります。
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- 利用者は、最新のアプリケーションを利用できます。
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- クライアントの資産(CPU、メモリ、HDD等)を利用してアプリケーションが動作しているのでCAD等のマルチメディアソフトも利用可能です。
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- アプリケーション同士のコンフリクトを回避します。
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- 適切なライセンス管理が可能となります。
サービスイメージ
簡単なソフトウェア利用
利用者はインターネットエクスプローラーを起動し、Z!StreamのWebサイトにアクセスして、利用したいソフトウェアのアイコンをクリックするだけですぐに利用が可能です。
導入メリット
①ソフトウェア利用環境の効率的な管理
新たなソフトウェアを導入する場合や、導入済みソフトウェアのバージョンアップ等を行なう場合には、サーバー側の環境をアップデートするだけでよく、クライアントごとに作業をする必要がありません。
また、クライアント側でソフトウェアを持たないため、利用者による不測の設定変更等を防げるとともに、許可された持ち込み端末や故障等で交換するパソコンにおいてもインストール対応なしでの利用が可能となります。
②効果的なライセンス運用
Z!Stream独自のライセンス管理機能を利用し、同時利用ライセンスが認められているソフトウェアは、効率的なライセンス活用が実現できます。同時利用は少人数だが、利用者を特定できない場合に有効です。
※ライセンスについては、各ソフトウエアベンダーのライセンス規約に従った購入が必須となります。
③グループ管理
グループ設定を行うことで、ソフトウェアの表示/非表示を行うことが出来ます。例えば、職員PCでは利用できるソフトウェアをパソコン室では利用させないといった事が可能です。
スケジュール管理機能
購入したライセンスを効率よく利用するために、スケジュール予約機能があります。
時間帯/日数を設定し、その時に利用するライセンス数を設定するだけで、利用する台数分のライセンスを確保することが可能です。ライセンス数以上の利用は行えません。
下記のような複雑なライセンス予約も可能です。
スケジュールの予約はWEB管理ツールから操作できます。
※スケジュール管理機能は、オプション機能です。
BYODに対応した利用
持ち込みPCもZ!Streamサーバーに接続できる環境下であれば、他のPCと同様にソフトウェアを利用することが可能です。
システムフローとサーバ構成
- Control Server
各サーバーのトータル的な制御を行い、サーバーの負荷分散やセッション管理を行います。
- Container Server
データーパッケージを格納して、クライアントへのストリーミング配信制御を行います。複数台のサーバーで負荷分散が可能です。
- DB Server
ユーザー情報、ソフトのライセンス情報、ログなどの統計情報を管理します。
動作環境
■ AMS Z!Stream動作環境
サーバー環境
OS | WindowsServer2016 / 2019 / 2022 |
Web Server | IIS |
Web Script Language | PHP |
Database Server | DBオプション |
JAVA | OpenJDK (製品に内包) |
HDD | 10GB以上の空き容量(配信アプリケーションに依存) |
ネットワーク | 100Mbps以上(HUBへのアップリンク) |
クライアント環境
OS | Windows 8.1(x86/x64) Windows 10(x64) Windows 11 ※ Homeエディションは、仕様外です。 |
HDD | 1GB以上の空き容量(配信アプリケーションに依存) |
ネットワーク | 100Mbps以上(HUBへのアップリンク) |
Web Browser | Internet Explore8.0以上 |
その他 | 利用するアプリケーションに準じます。 |
よくあるご質問
- アプリケーションソフトのライセンスについてはどう考えれば良いですか?
コンカレントライセンス(同時利用)に対応しているソフトが最適です。
現状では、コンカレントライセンスに対応しているソフトが増えてきていますが、ソフトの開発元または販売会社で決められているライセンス形態(サイトライセンスあるいはネットワークライセンス)を購入していただくことになります。
コンカレントライセンスについては、こちらを参照下さい。
- アプリケーションソフトがサポートされていないOSで動作しますか?
基本的にアプリケーションソフトで対応可能なOSで動作します。
フリーソフトなどは、未対応OSでも動作する場合がありますので個別に確認が必要です。
- 一度に起動できるアプリケーションの数に制限はありますか?
起動数の制限はありません。ただし、クライアントのスペックとアプリケーションの動作環境に依存します。
- どのようなネットワーク環境で使用できますか?
イントラネットでも、インターネット環境でも動作可能です。
同時使用ユーザー数は、100~数万ユーザーまでのネットワーク規模に対応できます。
インターネット利用ではブロードバンド環境を推奨します。
- 同時に多くのユーザが利用すると遅くなりませんか?
Z!Streamで負荷が集中するサーバーは、ContainerServerです。
このシステムでは、ContainerServerを複数台準備することが可能であり、 アクセスがあると自動的にLoadBalancing機能が働き1台のContainerServerへの集中を防ぎます。
- DBオプションとは、何ですか?
Z!Streamシステムは、データベースが必要です。
このため、製品オプションとしてデータベースシステムをバンドルして販売しております。
詳細については、弊社営業担当へお問合せ下さい。
コンカレントライセンスについて
- コンカレントライセンスとは
コンカレントライセンス(同時利用ライセンス)とは、ライセンス管理サーバ等でライセンス管理することにより同時に利用する最大数を規定することで、ネットワーク上のどのPCからもアプリケーションを利用することを許諾されるライセンスです。
- コンカレント(同時利用)ライセンスに対応したソフト
株式会社インターネット
・サウンド編集ソフトウェア「Soundit!」がコンカレントライセンスで利用可能です。
株式会社グレートインターナショナル
・タブレット対応の小中学校向け「デジタルコンテンツ」100種類以上
・デジタル教材作成ツール「dbookPRO」がコンカレントライセンスで利用可能です。
株式会社筆まめ
・はがき住所管理「筆まめ」、新聞作成「パーソナル編集長」、PDF編集作成「PhantomPDF」などライセンス製品がコンカレントライセンスで利用可能です。
合同会社ゾナー
・写真編集ソフト 「ZonerPhotoStudio」がコンカレントライセンスで利用可能です。
株式会社 市川ソフトラボラトリー
・初等教育から利用されているデジカメデータ編集ツール等のコンカレントライセンスがあります。最低20CAL以上の契約で利用が可能です。
(デイジーコラージュほか)
システムメトリックス株式会社
・IntelliCAD
AutoCAD互換のCADがコンカレントライセンスで利用可能です。
デザインエクスチェンジ株式会社
・満タン素材集
学校向け素材集(イラスト、写真、テンプレート)がコンカレントライセンスで利用可能です。
詳細につきましては、弊社までお問合せ下さい。
※順不同敬称略